ラムネ瓶の中の世界

瓶の中の世界でただぼんやりと文章を書きます。泡の様に浮かんでは消えます。

文字と色と。

梶井基次郎の「檸檬」が好きだけど、あの世界観の色の感覚が好きなんですと人に説明してもわかってもらえない」

今月5日の「レモンの日」に書こうと思ってたブログの一文です。皆さんは文字に色って見えますか?私は見えます。

 

文字から受ける情報はとても大きくて、1番見えるのは色なんですが、形が見えることもあります。こう言うのを共感覚って言うのかどうなのかわからないんですが、どうなのでしょう。でも体調によって全く見えない日もあるので、まあ多分自分はそこまでたいそうなものではないのだと思うのですが。

本を読むときに色が見えるのは便利でもありますが、好きな色じゃなかったら読むのが疲れてしまうので不便でもあります。

 

ただその中で1番綺麗な色だったのは宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』です。次に檸檬

見えた色を説明するのは難しいのですが、銀河鉄道の夜は金の淵の青い切子のグラスに注いだスパークリングみたいな色です。一色じゃないので正確には少し違うんですけど、すごく綺麗な色です。

 

リアルの知人には色が見えるよなんて面と向かって言ったことは無いんですけど、大して誰もみてないであろうこのブログになら書いてもいいかなって思って書いてみました。

 

銀河鉄道の夜」と「檸檬」。オススメの作品なのでぜひ読んでみて下さい。